「就活の時のエントリーシートや履歴書に結局何を書けばいいんだろう」、「就活全体を通してどう考えて準備したらいいんだろう」
↑こんな疑問に答えます。
こんにちは。みかずきです。
以前、結局履歴書はどうやって書けばいいのか【 テンプレに当てはめる 】でも履歴書の書き方などを解説しました。
今回は「就活」というものを通して、結局何を求められているかを解説します。
結論、
- あなたが今まで何をやってきたか
- あなたが会社に入って何ができるか
です。
これらについて、実際は「自己PR」とか「志望動機」と言い換えられています。
そのせいで、みんな誤解していることがあるのです。
この記事を読んで、その「誤解」を解消し、面接で100歩リードしましょう。
就活はどうすすめるか
志望動機を聞かれたときに、よくある答えとして、
「御社に将来性を感じており、これから伸びていくと思いました」
みたいなことを聞きます。
本当でしょうか?
会社が成長するかどうか学生がわかるでしょうか?
もしわかるなら、投資家になることをおすすめします。
会社で働くより圧倒的に稼げますよ。
志望動機はうそばっかり
就活に関する記事や文書を読んでいると、
「企業研究をしてその会社の問題点を指摘することで、熱意を伝えましょう」
みたいなことが書かれていたりします。
これを真に受けたら悲惨なことになりますね。
「御社の研究の結果、役員の○○さんは意思決定が遅いことによってコロナの対応が遅れて感染者を出していますね。結果業績が大きく悪化したのでペナルティを課すべきですね。」
なんて言い出す人を採用するとは思えません。
まあ、冗談はさておき、、
言いたいのは、結局、ほとんどの人はその会社の名前しか知らないということです。
正直、会社のことなんてちょっと研究したところでさっぱりわかりません。
そこを誤解して、無駄に研究するのは効果なしです。
うそをつくくらいなら
「よく聞く名前なので受けてみました」
のほうがいいです。
というか、自分の話をしましょう。
面接官の知りたいところはそこです。
「自分は○○な人間です」は不要
「自己PRをしてください」
と言われたら、答えがちなのが
「私は大学のサークルで代表をやっていましたので、リーダーシップがあります」
とか
「どんな人でも仲良くなれる、潤滑油のような人間です。」
みたいなことです。
ここでの誤解は、
あなたがどんな人間かを決めるのはあなたではない
ということです。
あなたにリーダーシップがあると思うのは、「他人」です。
それに、今日初めて会った学生に「リーダーシップがある」と言われても確かめようがないので、もう全く意味のない答えです。
あと、ありがちなのが、自分が何をしてきたかを答えるのは重要ですが、
「私は、学生時代にアルバイトで焼き肉店で働き、一人旅でアメリカを横断し、サッカー部で県大会を優勝し、そのかたわらでバンドもやってました」
と、何個も詰め込むのは良くないです。
「そんなに何個もいっぺんにできるわけないでしょ」
と思われて終わりです。
一番の強みを一つだけ伝えましょう。
相手から質問を引き出そう
実際、面接のときには、面接官は履歴書やエントリーシートを見ながら質問してきます。
そこに、上で書いたような
「私はリーダーシップが強く、御社に将来性を感じています」
みたいな文章があると、最悪です。
たくさんの履歴書を見てきた面接官は、
「またこのパターンか」
と思って、あとは流れ作業で不合格にされかねません。
そうならないように、面接官が質問したくなるような「キャッチコピー」をちりばめるのです。
例えば、
「私は、アルバイトでは『提供のみかずき』と呼ばれていました。」
とか書かれていると、
「『提供のみかずき』ってなんだ?」
と思わせられますよね。
キャッチコピーとは「一言でグッと心をつかむ言葉」です。
言い換えれば、「あなたの個性を一言で表現する言葉」です。
自分にはそんなものないと思いますか?
思考停止してはいけません。
自分の好きなことを大げさに言うとか、ちょっと言い方を変えるだけで面白そうな一言にすることもできます。
- アニメが好き⇒三度の飯よりアニメ
- 酒が好き⇒飲み会の提案数サークルNo.1
- 目立たない⇒忍者のように忍んで生きる達人
思いつきで書いていますが、一般的にネガティブにもとらえられかねないことも、書き方ひとつで、とりあえず人に興味を持たせる言い方があるものです。
「ちょっと深掘りしてみようかな」
と思わせることが大切です。
そういった、トラップ(質問させる一言)を履歴書やエントリーシートに忍ばせておき、面接で聞かれたときに備えて答えを用意するのが効率の良い方法です。
狙い通り質問されたら
エントリーシートに、「私は、焼き肉屋のアルバイトでは『提供のみかずき』と呼ばれていました。」と書き、狙い通り面接で、
「『提供のみかずき』とはどういうことですか?」
と聞かれたら、どう答えるべきでしょうか?
ダメな例
「私は焼き肉店でのアルバイトで、新商品がでると、毎回提供時のトーク内容を考え、買ってもらいやすいように工夫していました。そういったところを見た店長にそう呼ばれてから、他のメンバーにも呼ばれるようになりました。」
一見、悪くなさそうに見えますが、これだけでは30点です。
いい例
「私は焼き肉店でのアルバイトで、新商品がでると、毎回提供時のトーク内容を考え、買ってもらいやすいように工夫していました。ある雪の降る日の夜、僕は新商品の豚肉をお客さんにお勧めしました。セールスマン風に『新商品のこの豚肉ですけど、ビタミンAが豊富で疲れにめちゃくちゃ効きますよ。しかもこのサンチュと一緒に食べればビタミンの吸収を助けてくれるので効果絶大です』と言うと、そのお客さんは喜んでその新商品とサンチュを両方注文してくれました。それを見ていた店長は私のことを「『提供のみかずき』だな」と笑いながら言ってくれ、それが他のメンバーにも広がりました。」
そこそこ風景が目に浮かびませんか?
そうでもしないと人の記憶にあなたは残らないのです。
ちなみに僕はまさにこんなことを実際に面接で話して、
「新商品だけじゃなく、他の商品も一緒に売りつけたのかwww」
と面接官の笑いをとって自分を印象に残すことができました(と思っています)。
こういった「具体的な」話から、面接官はあなたが「これまで何をしてきたか」と「会社で何ができそうか」を判断して、合否を決めるのです。
まとめ
就活では、
- あなたが今まで何をやってきたか
- あなたが会社に入って何ができるか
の2つだけしか求められていません。
あなたがこれまで経験してきたことがあなたを作っており、それを順番に書いていけばよいです。
その時に重要なのは、
ということです。
就活を機に
- 自分がこれまで何をしてきたか
- 自分がこれから何ができそうか
をじっくり考えることができます。
いい機会だと思って、取り組んでみると良い就活ができると思いますよ。